2010-01-01から1年間の記事一覧

ファイルサイズの話(5年目の真実)

〜〜〜前置き〜〜〜100MBのファイルを3台のIQに書き込むとします。すると、ノード1に50MBのデータ、ノード2に50MBのデータ、ノード3に50MBのパリティと(言うイメージで)書き込まれます。これで、筐体をまたいだRAID5のような保護になります。*1100MBのファ…

SSHのキーがコロコロ変わるよね。と言う話

IQは各ノードがIPを持ちます。IPにはStatic IPとDynamic IPがあり、Static IPは移動しませんが、Dynamic IPは障害時等にFailoverしてノード間を移動します。で、PCからsshでIQにログインする時にDynamic IPを利用していると、前回のキーと違う場合に「ブッブ…

オープンソースとの関わり

Full Moon? - みょらみょらPython日記で、Isilon IQについて「FreeBSDベースのサーバが、OneFSというデバイスをマウントしてその上のデータをCIFS/NFSを提供している。ファイルサーバとしての役割。」と書いたように、OneFSはFreeBSDの上に構築されています…

分散ファイルシステム作りは簡単?大変?

twitterのつぶやきをまとめて、少し掘り下げてみるエントリーです。汎用クラスタリングファイルシステムソフトウェアでノード障害時にデータを守る方法は大きく3つ。 複数ノードのディスクに書き込むまでackを返さない 電源多重障害は絶対に起きないと仮定す…

ディスク障害処理の限界

ストレージ製品の宿命、それはディスクが壊れることです。ディスクが壊れないなら、もうちょっとシンプルな製品ができるでしょう。実際に、ディスク障害時の挙動に目をつぶって、高速処理を謳っている製品は少なくありません。(いまだにRAID0の性能を誇らし…

Full Moon?

その昔、Sun Microsystemsが提唱していたFull Moonというコンセプトは、最終的にはサーバ同士を超高速(たしか9.6Gbps。当時としては内部バスと同じくらい)のSun Fire Linkでつないで、なおかつクラスタ内で1つのOSが動く、というものでした。結局実現には…

isi_for_array

OneFS のコマンドの中で一番クラスタらしくて好きなのが isi_for_array コマンド。Isilon IQは3台から144台までの「ノード」がみんなで集まって分散ファイルシステムを提供しますが、個々のノードはある意味普通にFreeBSDベースのOSで動いてますので、たまに…

さてさて、始めてみましょうか。

世の中、外資系ベンダーの公式ブログといえばマーケが書くもので、プレスリリースをブログ調にしたものがメインですが、もっと技術側のネタの方がおもしろいと思うんです。で、ちょいと始めて見ました。公式ブログにしたかったんですが、www.isilon.co.jp に…